6月4日放送分①
- メッセージ
琵琶湖の洪水を防ぐために昔から行なわれてきた、瀬田川の浚渫工事。
それによって瀬田川の流れが良くなると、今度は下流の淀川が洪水をおこしやすくなってしまいました。
また雨が降らないと琵琶湖の水が少なくなり、逆に水不足になってしまいます。
この洪水と渇水という相反する2つの問題を解決するために設置されたのが洗堰です。
明治33年から41年にかけて行なわれた淀川改良工事によって建設された洗堰は「南郷洗堰」と呼ばれ、明治38年に完成しました。
昭和36年、新しい洗堰、瀬田川洗堰の築造によってその役割を終えましたが、
貴重な史跡としてその一部が当時のまま残されており、平成14 年には、土木学会から「土木遺産」として認定されました。
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